猫がごろんとしてお腹を見せ、魅惑の瞳でこちらを見つめています

いくつかの理由が考えられます。

もふもふして欲しい場合。猫が、飼い主とのコミュニケーションを求め、もふもふしてもらうために、お腹を見せることがあります。これは、猫同士でよく行われる、お互いをなめあうグルーミングの代わりと考えられます。人間から見れば、ある種のスキンシップと考えられるでしょう。人間でも、好きな人からすりすりされたらうれしいと思います。

マッサージして欲しい場合。前述とやっていることはあまり変わりませんが、もふもふすることで、皮膚などに刺激が伝わり、血行がよくなり、体調がよくなります。ある種のストレスの発散です。人間でもマッサージされると気持ちよくなりますよね。

遊んで欲しい場合。特に子猫の場合ですが、もふもふしようと手を伸ばすと、その手を前足でがしっと固定し、後ろ足でキック、キック、噛み付きなどしてくることがあります。これは猫的な遊び開始のサインを意味しています。お腹を見せた子猫の上に、他の子猫が獲物をしとめたりとのってくると、そこを捕まえてパンチやキック、噛み付きを行います。すると、乗った相手も、何するニャとパンチキックなどをして、運動会が開始されます。じゃれあっているとも言えるでしょう。このような行動を取ることで、猫的な身体能力を身に着けていきます。

だから小さな子猫を育てている場合、このような遊びをおろそかにせず、*毎日* きちんと遊んであげるようにしましょう。また子猫が本気で噛み付いてきた場合、教育が必要です。「穴が開くほど本気で噛み付いてきます」の項をご覧ください。